2009/08/13

メキシコシティのメトロの西端tacubataからさらに西へ
ガイドのおかげでえらいところから撮影


左から、自分、ガイドのfovianoさん、建築家のホセ・タロウ・ソリージャさん、アーティストのハギノミホさん。
タロウさんは建築家で、ビデオドキュメンタリー作家の日系メキシコ人。移民をテーマにした作品「DREAM HOUSE」で注目を集めている。ミホさんはデュシャンに傾倒するアーティスト。fovianoさんはボクシング北米チャンピオンの息子。今度の展覧会のための写真撮影についていった。メキシコシティの西端tacubayaから車でさらに西へ。山がちな郊外に建つ建設途中でストップしたビルに入る。普通外国人は入れないそうだ。ずんずん進むと山肌に張り付く無数の家々が広がり、高層ビルが唐突に屹立し、道路が無関心に走り抜けている。山にしがみつくバラックが圧倒的に恵まれた光に曝される様は、か弱いが力強く、悲しげでいきいきとしている、野生の都市風景である。