2010/03/25








Proyecto JAPÓNの準備の最中日本から友達がはるばるやってきた。オープニングまではどうにもアテンドできないので、言葉も勝手もわからぬ彼らをオアハカに送り出す。オアハカから帰ってきたところ一転、濃厚なメキシコ観光が始まった。帰ってきた夜にメキシコ人との自宅フィエスタ、翌朝タマレスを食べアトレを飲み、キャンデラの教会を2件、バラガン邸、タロウミホ事務所、第3回全国ポソレ選手権1位の店でポソレを食べ、タロウミホ邸、ポリフォルムのシケイロスの壁画、リベラとカーロの家、UNAM、30人以上でうちで友人の誕生会を朝の5時まで。翌日、人類学博物館、タマヨ美術館(素通り)、ソカロまわり、セントロで鶏の丸焼きを食べ、テピート、カフェ・タクバ、レストラン・サントドミンゴ、スーパーでおみやげテキーラを買い、翌朝空港へ送り出す。疲労とセントロの鶏が悪かったか彼らは食中たりして帰ったが、メキシコの思い出は悪くなってないだろうか。





ベニート・フアレス国際空港での展覧会Proyecto JAPÓNのために、タロウさんミホさん邸で合宿しながら走りきった。作品のプロダクションとモンタヘのために動員されたあまたの日本人とメキシコ人。そして作品の主題であるインタビューに応じてくださったメキシコ日系人。日本人が理想とする精度とメキシコ的"しかたなさ"の間でぶつかり合いながらも、展覧会場は感動を与える質に到達している。会期は5月30日まで。

2010/03/02



メキシコでは紫の花ハカランダが乱れ咲いている。まだ花開いたばかりのハカランダを大胆にも剪定して大きなトラックで運び去るあたりはさすがメキシコ。日本の桜のように霊的な力を放ってはいないようだ。いつも仏頂面の日本人は桜の下で酔狂の限りを尽くすというのに。桜のせいで人をあやめる物語まであるというのに。