2009/10/27


東京でいうと環七ぐらいの円環を描くPerifericoは、既存の都市上を悠々とのたうつ竜骨である。計画による優美な曲線は、現実の街に対する暴力である。

2009/10/25


カラチ事務所のマサさん邸でフィエスタ。涙がこぼれ落ちそうなくらいうまい炊き込みご飯と豚汁と角煮に舌鼓を打つ。角煮を8時間煮込んだそうだが、マサさんいわく、煮込みは自身のSな面を充足させるイベントなのだという。そう説明された角煮が期せずしてエロティックな存在になってきた。
写真は写真家の鯉谷さんに撮られたもの。

2009/10/18











2009/10/08



CEPEのテスト前にしてダンスのクラスの発表会。伝統舞踊からサルサ、サンバ、ヒップホップまで詰めに詰まった1時間半。下手でも舞台に立てば高揚感は避けがたく、めまぐるしく体を動かすうちに閉幕。口煩い指導で溜まったフラストレーションも、すべからくして湧き上がる達成感に覆われて大円団となる。

2009/10/05



メキシコで寿司に恋焦がれる日本人が集結して太巻き祭りが開催された。2ヶ月ぶりの鮮魚と納豆は涙が出るほどうまい。明けて日曜日、海苔とご飯の朝食をとる。不覚にもあまりにも爽やかな朝の風景。100人余りのメキシコ人がスリラーを踊っているのを眼下に臨んでいる。不覚にもあまりにも爽やかさなスリラーである。先日CentroのZocaloで11000人のメキシコ人がスリラーを踊ってギネス記録を作っていたのを思い出す。

2009/09/29


メキシコの住宅はことごとくコンクリートでできているので油断しているからか、シャワールームと居室のレベルが同じであって、洗濯機を回してぼーっとしていると居間まで浸水してきた。雑巾でバケツ一杯分の水を片付けると、床がピカピカになった。予期せず裸足で歩ける床になったのである。

2009/09/28




雨上がりの日曜にメキシコシティから北に1時間のSanCristobalへ。バラガンが企画、設計、分譲した超のつく高級住宅地。文字どおり分譲地の入り口にはゲートがあって、その中は人と馬のための楽園である。住民のための街路からは、個々の住宅の塀がセットバックして芝生や庭木を街路と共有している。ニューアーバニズムの教科書のような街路。住宅地の合間に浅い水盤、よく手入れされた芝生、バラガン壁があまりにも鮮やかなコンポジションをなしている。それでもなお水盤と馬のためのものであるし、芝生は生命をもっているし、壁はモルタルで荒らされ、垂直に近いメキシコの日差しをうけて陰影をたたえているから、現実感を喪失するような感覚はない。とても現実的で幸せな抽象空間である。年代の割に精度の高い大きな壁は、小さなRCラーメンにレンガが充填されている。レンガの大きさはまちまちで、そのために15mmもの目地で吸収しているが、外面は非常に平滑。職人の能力が高い。