2009/11/07




自宅の改装が終わらないうちに「うちも改装してよ!」と息巻くメキシコ人が現れた。アブさんこと29歳は、大学でITを専攻したが卒業後に商売に目覚め、アパートの賃貸業を営む傍らクリスマスツリーをアセンブリして売ったりしている。アパートには外国人学生を格安で住まわせ、ちいさな国際交流会館にしていて、その一室に日本人の友達が住んでいる。メキシカンドリーム抱くアブさん宅は、1階をほかの家族に住まわせ、2階をブラジル人と日本人に貸し、3階の仕上げのないコンクリートの細長い部屋で、屋上に面して大きな窓がある。下の階から自分で仕上げをして貸していき、自分の寝床はまだ荒いコンクリートに囲まれた3階。この部屋を学生のためのサロンに改装し、屋上にあと2部屋増築して収入を得るという。商売のイメージは豊かである。
アイディアが次々に湧き出す青年なので、持ち物や内装に統一感はないものの夢と希望に満ちている。サロンはガレージのように冗長性が高く肌理の粗い空間が良いのではないか。新しい貸し部屋は光庭を介してサロンとつなげると良さそうだ。その上にテント屋根がかかるとなお良い。

2009/11/03



金曜から日曜の改装合宿。芸術家と根気強い人が集まって淡々と作業を進める。目標を共有して穏やかな高揚感に満ちる作業場。寝食をともにして、たくさんビールとつもる話を重ねていく。家に手の跡が蓄積していき、すこしづつ公的な空間を獲得していく。

2009/10/27


東京でいうと環七ぐらいの円環を描くPerifericoは、既存の都市上を悠々とのたうつ竜骨である。計画による優美な曲線は、現実の街に対する暴力である。

2009/10/25


カラチ事務所のマサさん邸でフィエスタ。涙がこぼれ落ちそうなくらいうまい炊き込みご飯と豚汁と角煮に舌鼓を打つ。角煮を8時間煮込んだそうだが、マサさんいわく、煮込みは自身のSな面を充足させるイベントなのだという。そう説明された角煮が期せずしてエロティックな存在になってきた。
写真は写真家の鯉谷さんに撮られたもの。

2009/10/18











2009/10/08



CEPEのテスト前にしてダンスのクラスの発表会。伝統舞踊からサルサ、サンバ、ヒップホップまで詰めに詰まった1時間半。下手でも舞台に立てば高揚感は避けがたく、めまぐるしく体を動かすうちに閉幕。口煩い指導で溜まったフラストレーションも、すべからくして湧き上がる達成感に覆われて大円団となる。

2009/10/05



メキシコで寿司に恋焦がれる日本人が集結して太巻き祭りが開催された。2ヶ月ぶりの鮮魚と納豆は涙が出るほどうまい。明けて日曜日、海苔とご飯の朝食をとる。不覚にもあまりにも爽やかな朝の風景。100人余りのメキシコ人がスリラーを踊っているのを眼下に臨んでいる。不覚にもあまりにも爽やかさなスリラーである。先日CentroのZocaloで11000人のメキシコ人がスリラーを踊ってギネス記録を作っていたのを思い出す。