

Condesaでの誕生日会のついでに、会場のバーの真上にお住いの方の部屋を見せていただく。直角三角形に矩形を付加した不整形の平面に、角張った壁や丸い柱、滑らかな壁や荒い壁に縁甲板、さらには盛大に傾いた床があって、全てが白く塗られている。一見その色によって統一感がある部屋のようで、じつは要素の豊富さとその接合に見飽きることはない。ほとんどアトリエのようなドライな空間に、おもむろに家電や、服や、家具や、食器が離散的に置かれていて、住人の方もきれいな服を纏って漂っている。そして住人の彼女はこのインスタレーションのような状況をに対して、奇跡的に無意識である。