





カラチ設計の国立図書館を見学。大きさの他に特徴の無い外観の次に見えるのは、メキシコ技術表現主義の成し得た奇跡の内部空間。壮絶であり神聖、軽妙であり記念的である。圧倒的な情報量と光が降り注ぐようにレイアウトされる様はカテドラルであり、リニアで見通しのきくグラウンドレベルは駅か工場のインフラ的空間である。加重と空間を支える書架とスチールロッドは、その見えない応力によって空間を緊張で満たす。光を断片化しながら執拗に反復する書架は、身廊と外部の間に距離を生んで、空間を包囲する。行き止まらず常に水平垂直に抜けがあり、爽快。全く今までにない空間体験である。