2009/11/26
2009/11/07
自宅の改装が終わらないうちに「うちも改装してよ!」と息巻くメキシコ人が現れた。アブさんこと29歳は、大学でITを専攻したが卒業後に商売に目覚め、アパートの賃貸業を営む傍らクリスマスツリーをアセンブリして売ったりしている。アパートには外国人学生を格安で住まわせ、ちいさな国際交流会館にしていて、その一室に日本人の友達が住んでいる。メキシカンドリーム抱くアブさん宅は、1階をほかの家族に住まわせ、2階をブラジル人と日本人に貸し、3階の仕上げのないコンクリートの細長い部屋で、屋上に面して大きな窓がある。下の階から自分で仕上げをして貸していき、自分の寝床はまだ荒いコンクリートに囲まれた3階。この部屋を学生のためのサロンに改装し、屋上にあと2部屋増築して収入を得るという。商売のイメージは豊かである。
アイディアが次々に湧き出す青年なので、持ち物や内装に統一感はないものの夢と希望に満ちている。サロンはガレージのように冗長性が高く肌理の粗い空間が良いのではないか。新しい貸し部屋は光庭を介してサロンとつなげると良さそうだ。その上にテント屋根がかかるとなお良い。
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